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ウクライナ中央部で6人死亡、モスクワが攻撃強化と発表

May 18, 2023

月曜日、ウクライナの住宅へのミサイル攻撃で6人が死亡、数十人が負傷したが、ロシアはモスクワを含む自国領土への攻撃に対抗してウクライナの軍事施設への攻撃を強化していると発表した。

ウクライナのイーホル・クリメンコ内務大臣は、午前9時過ぎ(日本時間午後6時)、2発のミサイルがウクライナ中部クリヴィ・リーの中心部近くに着弾したと電報に書いた。

地元当局によると、死者の中には10歳の少女と45歳の母親が含まれ、75人が負傷した。

そのうちの1発は9階建ての大きな集合住宅を直撃し、ファサードに大きな穴が開き、複数の階のアパートが破壊され、火災が発生した。

消防士らはさくらんぼ摘み用クレーンを使って火災に向けて放水し、緊急事態省は瓦礫の撤去中に建物の一部が倒壊したと発表した。

空爆の犠牲者が増える中、ロシアは、キエフのせいとされる無人機攻撃が頻繁になったことを受け、ウクライナの軍事インフラへの攻撃を強化していると発表した。

ロシアは日曜日、最近の無人機攻撃の波でモスクワとクリミア併合を狙ったウクライナの無人機を撃墜したと発表した。

「いわゆる『反撃』の失敗を背景に、キエフは…民間インフラに対するテロ攻撃の実行に重点を置いている」とセルゲイ・ショイグ国防大臣は月曜日に述べた。

これに対し、ショイグ氏は「ウクライナの軍事施設に対する攻撃の強度は…かなり強化された」と述べた。

日曜日のドローン攻撃により、モスクワのビジネス街にあるオフィスタワー2棟が損傷し、いくつかの窓が割れ、書類が地面に散乱した。

ウクライナ国境から約500キロ(310マイル)の距離にある首都とその周辺地域は、今年になって数回ドローン攻撃が行われるまで、紛争中に標的にされることはほとんどなかった。

攻撃を受けて、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は日曜、ロシアに戦争が迫っていると警告した。

ゼレンスキー氏は「戦争は徐々にロシア領土、つまり象徴的な中心地や軍事基地に戻りつつある。これは避けられない自然な絶対に公正なプロセスだ」と語った。

クレムリンは月曜日にこれに応じ、首都への攻撃は戦場での挫折を受けてのウクライナによる「絶望的な行為」であると説明した。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、「反撃が成功していないことは明らかだ」と述べ、前線のウクライナ軍にとって状況は「非常に困難」であると付け加えた。

ペスコフ氏は、ウクライナの攻撃に対して「民間インフラを守るためにあらゆる可能な措置が講じられた」と付け加えた。

ウクライナは6月に待望の反撃を開始したが、前線のロシア軍の激しい抵抗に直面してわずかな前進にとどまった。

クリヴィ・リーで生まれ育ったヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア人が「平和な都市や人々を恐怖に陥れ続けている」と語った。

同市軍事行政長官オレクサンドル・ヴィルクル氏によると、同市での空爆により学術施設も被害を受けたという。

ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマック長官は、南部ヘルソン市でロシアの砲撃により4人が死亡、17人が負傷したと発表した。

「敵は住宅街を襲っている」とヤーマック氏は語った。

一方、ロシア軍が支配するウクライナ東部の都市ドネツクでは、キエフ軍による砲撃で2人が死亡、6人が負傷したとモスクワ当局が発表した。

ロシアが就任したドネツク地域の首長デニス・プシリン氏はテレグラムで、「砲撃でバスが破壊された…2人が死亡、6人が負傷した」と述べた。

ロシア軍はウクライナ東部と南部でウクライナ軍の攻撃を撃退したが、クピアンスク周辺では独自の攻撃を続けたと国防省は毎日の会見で述べた。