オランダの救援隊員が火の曳航を開始

2023年7月30日午後6時13分発行、The Maritime Executive

日曜日の午後、遭難した自動車運搬船フリーマントル・ハイウェイ号の火災がようやく鎮火し、焼け落ちた船の煙が消えたため、救助隊員らが船体を損傷管理と検査のために安全な場所に運ぶための曳航作業を開始できるようになった。

引き揚げチームは金曜日に船尾に安全な曳航接続を確立し、タグボート「フェアプレイ 30」に接続した。日曜日には、煙が減った事を利用して、サルベージチームは 2 隻目のタグボートまでの曳航ラインを構築した。 自動車運搬船は現在、クストヴァハト対応船ガーディアンと汚染防止船アルカを伴い、両方のタグボートを約3ノットで牽引して航行中である。

煙が消えるのを待つ救助者たち、7月30日（上）、そしてついに曳航を開始する（下）（クストヴァハト）

船舶が新しい一時的な場所に曳航されると、タグボートは制御と位置維持のために接続されたままになります。 定期的な空中監視により、汚染の可能性がないか監視されます。 これまでのところ、油の放出は観察されていない。

船内の状況が改善され、港への安全な曳航が可能になり次第、オランダ海事当局は船を桟橋に接岸させて引き揚げ作業を完了させたいと考えている。 日曜日に進行中の移転は、プロセスの中間段階である。

操業は土曜日に開始されるはずだったが、風向きと船からの煙が続いていたため、それはできなかった。 曳航の向きによってはタグボートが煙の通り道に入り、タグボート乗組員の健康と安全に対するリスクが増大する可能性があります。 日曜日も同じ南西風が続いた。 最終的に煙が止んだことによってのみ、チームは前進することができた。

初期対応者から提供された写真によると、フリーマントル・ハイウェイは右舷にわずかに傾いています。 塗料の焼け落ちのパターンは左舷側の大部分と右舷側の半分を覆っており、火災が主甲板レベルより上の船の車両甲板のほとんどを船首から船尾まで吹き抜けたことを示している。 土曜日に撮影された写真では、最後部の上甲板から大量の煙が流れ出ているが、塗装はほぼ無傷であることが分かる。 日曜日の午後までにこの場所のペンキは消えており、土曜日の夜遅くまで火が高温で燃え続けていたことを示している。

フリーマントル・ハイウェイの船尾から煙が立ち込める、7月29日（クストヴァハト）

損傷の程度を徹底的に評価するには、乗船と検査を待つ必要がある。

火災の原因はまだはっきりとはわかっていないが、電気自動車の存在が小さな論争を引き起こしている。 当初の報告では、合計 2,857 台のうち 25 台の電気自動車が乗車していたことが示されていました。 K Lineは金曜の更新報告書で、合計3,783台のうち498台の電気自動車が乗車していたと明らかにした。

オーナーの昭栄汽船会社はオランダの放送局NOSに対し、「電気自動車から出火した可能性が高い」と語った。